私は耳で恋をする

ある日歌声の一撃で沼に落ちたオタクの話です

Lead 15th Anniversary Live 感今導祭 感想走り書き

レポと呼ぶのも憚られるぐらいの走り書きの感想を残しておく(ツイートしようかと思ったけど長くなりそうだったので)

 

Leadの15周年ライブに7/30行って来た。デビュー日は7/31だけどより多くの人が集まれるようにと週末に開催してくれた。昼夜2公演に参加。

私はそもそもLeadを好きになってまだ日が浅い(こちら参照→

ある日突然Lead沼に落ちてから1年経ったのでその経緯と推しの尊さを改めて振り返ってみる - コンサル女子のオタ活日記)ので、15周年を一緒に振り返る事はできない気がしていた。むしろ、教えてもらいに行くような、共に走れなかったその期間を疑似体験させてもらうような、そんなどこか肩身の狭い思いも感じながら向かった(ライブ直後なので若干ポエミーで文体がいつもと違う点はご容赦いただきたい笑)

でも、実際は、そんなことすら頭から吹っ飛ぶほどの衝撃の連続で、素晴らしいライブで、「ああ、幸せだ、ここにいられることが」という気持ちだけが残った。以下、セトリに沿っての感想走り書き。

 

 

<セトリ(ネットからの拾い物)>

FLY AWAY

ファンキーデイズ!

GET WILD LIFE

Night Deluxe

Delighted

手のひらを太陽に

あたらしい季節へ

ベイビーランニングワイルド

バージンブルー

Summer Madness

Drive Alive

STAND UP!

Sunny Day

ギラギラRomantic

SPEED STAR

HURRICANE

Wanna Be With You

Stand and Fight

Still

Upturn

GREEN DAYS

strings

サクラ

想い出ブレイカー

My One

約束

Zoom up

トーキョーフィーバー

Beautiful Day

(EN1) 真夏のMagic

(EN2) Show me the way

 

 

事前のLead本人からの再三にわたるネタバレによりどうやら歴代シングルをやるらしいと判明。ただそこは新規オタの弱点で、リアルタイムで見て来たわけではなくて後から歴代の曲を追っているので、どれがシングルでどれがカップリングでどれがアルバム曲なんて区別して覚えていない。だからとっさにどれだっけ?ってなる、特に初期。しかも、Leadはアルバム曲やカップリングに異様なほど名曲が多すぎるので、「あれ?これシングルじゃないの?」ってのも多発。よって行く前は私は超不安でしたw

 

 

まず、FLY AWAYでの幕開け。もう、どんだけにわかな私でも、FLY AWAYを聞いたらひろきくんを思い出すに決まってる。そしてその歌い出しパートを敬ちゃんが歌っている。これだけでもう心臓も涙腺もやばい。

 

そこからファンキーデイズ!に始まりポップなサウンドが続く。安定のナイデラはとても好きだが初見のDelightedが最強に良かった。結構初期の曲のはずなのにイケイケサウンドというよりは少し肩の力が抜けたような大人めなサウンドで、でも爽やかなLeadっぽさがあって、素敵。それを大人な彼らがやるのも素敵。

 

手のひらを太陽にはワンフレーズだけみんなで合唱wそのメリハリ付け、好きですwめざまし土曜日だっけこれ?めっちゃ覚えてるw

 

今までそんなにきちんと聞いてこなかった「あたらしい季節へ」が名曲すぎて昼は涙腺が崩壊。なんていい歌詞なんだろう。こんな大人なバラードもシングルで出していたとはLeadの振り幅に新発見。そして、ダンスがなくとも歌だけでも魅せることができるという、パフォーマンスの振り幅も遺憾無く発揮していてもうお腹いっぱい(早い)

 

ベイビーランニングワイルド、バージンブルーとポップで盛り上がる系。実はこういう曲って誰でもできるわけじゃないんだよなって最近Leadの出てたフェスを見たりして思った。盛り上がる曲って実はきっと奥が深くて、盛り上がってポップなんだけどパフォーマンスとしてかっこいいものに仕上げるのはすごく難しいんだと思う。それをさらりとやってのけるLeadは恐ろしい。頼むからもっと威張ってくれ。

 

Summer Madnessは実は私がリアルタイムで知っていた唯一の曲で当時ネットで死ぬほど動画見ていた記憶があるくらい好きな曲。生で見れて感無量。そしてここから怒涛の「夏」コーナー(勝手に命名)!この辺から浜辺セットがせり上がって来たんでしたっけ?Leadってこんなに夏歌出してるんだって改めて驚き!こういうの提げてバンバン夏の屋外フェスとか行って来てほしい。絶対初見も巻き込めるパワーがLeadにはある。夏が似合うグループ。

 

そしてギラロマ・SPEED STAR・HURRICANEあたりまではギラツキゾーンだった。なんかギラついている楽曲たち(雑)ギラロマはお立ち台みたいなところまでLeadが舞台を降りてやって来て、ああ、本当にファンを楽しませようと、気持ちだけじゃなくて物理的にも近づこうとしてくれているんだと。そうやって自然と思って行動に移せるってすごいこと。

 

Wanna be〜から、スタファイ、Still、Upturnは、おそらく誰しもが涙なしには見られないゾーン。私ですら知っている彼らにとっての大転換期。(もちろんその前のHURRICANEとかもあっただろうが)特にStillでは、照明の感じが急に変わって、一転、無機質な白黒の空間に、身一つで照らし出されるLead。そして気のせいかもしれないが、Stillはひろきくんを含めた4人の時のフォーメーションでひろきくんのポジションを空けて踊っているように見えた。彼らが積み上げて来たもの、もがきながら見つけたLeadらしさ、武器の作り方。そのリアルに寄り添えなかった身としては、この4曲のパフォーマンスで、ものの数十分で、まるで疑似体験させてもらったような。歴史を見てしまったような壮大な感覚。本当に言葉を尽くしても私の貧弱な語彙力では表せられないような迫力のあるパフォーマンスだった。おそらくLeadの真骨頂が詰まっているコーナーだと思う。

 

そしてGREEN DAYS!これは私がLeadにハマった時の最後の一押しとなった思い出の曲。髪を振り乱して踊る敬ちゃんに心奪われた思い出。笑 今日も最後のサビではその振りをやってくれてすごくすごく嬉しかった。そして改めて異常に振り付け細かい。

 

strings, サクラ、想い出ブレイカー、My One、彼らが3人になってから積み上げて来た作品たち。どれもそれぞれ全く異なる楽曲たちで、魅せ方もそれぞれに工夫されていて、歌詞を聴かせる事に集中していたstringsや、歌声の魅力を詰め込んだMy Oneなど、一瞬足りとも飽きなかった。でも共通しているのは、見ている人を楽しませよう、見ている人の心に音楽で触れようという想い。そうやって、この4年4ヶ月を歩んで来たんだろうなあと、また疑似体験させてもらったような感覚。

 

そして、約束。この曲は本当になんだか一線を画している感覚を持つ曲。いつ聞いてもまっすぐに歌詞が胸に飛んでくるような、彼らのダンスまでもが歌詞を語っているような。15周年を待たずしてこれをリリースした時の彼らの想いはいかほどだったのだろうと想像しても想像が追いつかないようなそんな感覚。要は最高

 

Zoom up、トーキョーフィーバーはようやく私がリアルタイムで知れている楽曲たち。こうしてみるといかにわずかしか彼らの歴史に関われていないか痛感する。彼らがずっとずっとLeadであることを諦めずにいてくれたこと。その彼らを支える昔からのファンや、スタッフの人たちがいてくれたこと。そうして私がようやくLeadに出会えたこと。何をとっても奇跡的だし、すごいことだなあって、ノリノリのトーキョーフィーバーを聴きながら思うという混乱した精神状態でしたw

 

そして新曲Beautiful Day。歴史をたどり、気迫あふれるパフォーマンスを見、ファンを見つめる眩しいほどの笑顔を見た後のこの曲は、格別。みるのは3度目だけれど、一番この曲の魅力が理解できた気がした。ああ、だから今、ここで、これなのね、と。この曲はアニバラのあの会場を持って完成したのかなと思うほど。これからまたこの曲が愛されて、新しい出会いを生んで、Leadの歴史の1ページを作っていくんですね。

 

そしてそしてのアンコール。真夏のMagicは、当時のMVをボーカルありで流し、そこに重ねる形でパフォーマンス。そして、ひろきくんのパートは半分くらいは敬ちゃんが重ねて歌っていたけれど、残り半分はそのまま彼の声が会場に響き渡っていて。その瞬間のなんとも言えない空気感。あれは、鳥肌が立つくらいのすごい瞬間だったな。彼らがひろきくんを心から大切に思っていること。4年4ヶ月前に起きたことの意味の大きさ。全てを受け入れて今もステージに立っている覚悟。いろんなものを、シンプルなステージングで見せる凄さ。

 

最後はShow me the wayの合唱。そして、夜公演ではダブルアンコールでONEを合唱。どちらも暖かくて、会場が一つになっているのがすごくわかった。

 

そしてアンコールではようやくノンストップから解放されてMCが色々と話されていたけれど、あっくんが声を潤ませながら「最初に3人で恵比寿のステージに立った時は不安しかなかった。でもその時から僕らを受け入れてそこにいてくれたLeadersがいた。」と話していた事が本当に印象的で、LeadとLeadersの他にない関係性はこういう歴史も含めて成り立っているんだなと。でも、もっと僕らはできる、と悔しそうに言うあっくんの姿も、とても印象的でした。しんちゃんは、いつも一生懸命に話してくれる。一言一言を選ぶこともきっと器用ではなくて、すごく考えてくれていて。あんなに早口のラップを歌う人とは思えないけど(笑)、そこも素敵なところだね。そして敬ちゃんが昼公演で言っていた、「言葉で今の気持ちが表せない。この場のみんなを集めて小さくしてぎゅーっと抱きしめたい」と言う言葉は、本当に彼をよく表す言葉だなとおもって、きっとこれから先も私は何度も思い出すんだろうなって。

 

 

このライブは、言葉でいくら伝えてももしかしたら嘘に聞こえてしまうかもしれない「感謝」と「決意」を、彼らがパフォーマンスに乗せて体現してくれた、そんなライブだったような気がしました。この場に立ち会えた事が心から幸せです。当分余韻に浸ろうと思います。(感想ばっかりで全然演出とか書いてなくてごめんなさい)